物件探し、疲れていませんか?
毎日情報をチェックして内見に行っても、「これだ」と思える部屋が見つからない…。条件に迷ったり、決めきれなかったり、いつの間にか探すこと自体がストレスに感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな「物件が決まらない」「疲れた」と感じているあなたに向けて、よくある原因とその解決方法を分かりやすくご紹介します。少し肩の力を抜いて、読み進めてみてください。
目次
物件が決まらなかった人のリアルな意見
理想の物件がなかなか見つからない、条件に迷って決めきれない、探し続けて疲れてしまった…。そんな声は少なくありません。
この記事では、実際に物件が決まらなかった人たちのリアルな体験や、そのときの悩み・後悔をまとめました。同じように悩んでいる方は、きっと共感できるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
体験談の調査媒体:ランサーズ・クラウドワークス
1こだわり過ぎた
駅近や築浅にこだわりすぎて、気になる物件があっても「あと少し○○なら…」と見送り続けてしまい、結局どれも決められませんでした。毎日のように物件サイトを見て、内見にも何度も行きましたが、どんどん疲れてしまって。最終的には引っ越し自体をやめました。あの時間と労力を思うと、「こだわりすぎたかも」と今では少し後悔しています。
ピンとこなかった
20代女性
子どもがいるので「学区・治安・買い物のしやすさ・間取り」など、条件がどんどん増えてしまい、どの物件もピンと来ず…。夫とも意見が分かれて、内見のたびにモヤモヤが増すばかりでした。結局、何も決められないまま数ヶ月が経ち、子どもの入学のタイミングも逃してしまいました。
つまづきポイント
「駅近で築浅、広さもあって家賃は安め」など、理想の条件をすべて満たす物件は、なかなか見つかりません。理想を持つことは大切ですが、完璧な物件を探そうとすると、候補がどんどん絞られてしまいます。
結果として、どの物件も「あと一歩足りない」と感じてしまい、決断できずに疲れてしまうことに。
まずは条件の中でも「絶対に譲れないこと」と「妥協してもいいこと」を整理することが、前に進む第一歩になります。
2おとり物件に疲れた
もう埋まりましたと言われ
30代女性
理想の条件で見つけた物件に問い合わせたら「もう埋まりました」と言われ、全然違う物件を紹介されました。後で調べたら“おとり物件”だったようでショック。そんなことが何度も続いて、情報の多さにも疲れ、物件探しが面倒くさくなってしまいました。
信用できる情報か分からない
30代男性
ネットで良さそうな物件を見つけて不動産に行ったら「タッチの差で入居者が決まって…」と言われ、全然違う物件をゴリ押しされました。何度か同じことがあり、信頼できる情報がわからなくなってしまい疲労感だけが残りました。結局、引っ越しの気持ちも冷めて見送りました。
つまづきポイント
物件探しがうまくいかない理由のひとつに、「おとり物件」の存在があります。実際にはすでに契約済みだったり、最初から存在しないのに集客のために掲載されている物件のことです。
理想的な条件の物件を見つけて問い合わせたのに、「もう埋まりました」と言われて別の物件を勧められる…そんな経験をした人も多いのではないでしょうか。
期待して動いた分、がっかり感も大きく、信頼できる情報が何なのか分からなくなり、探す気力が奪われてしまうのです。結果として、物件が決まらずに探し続けることになってしまうケースも少なくありません。
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3家族やパートナーと意見が合わない
意見がまとまらなかった
30代女性
夫は駅近と利便性重視、私は静かな環境や子育てのしやすさを優先。内見を重ねるたびにお互いのこだわりがぶつかって、なかなか意見がまとまりませんでした。どちらかが譲るのも難しく、どんどん疲れてしまって…。結局、話し合いが進まず、引っ越しそのものが保留になりました。
いつの間にかストレスに
30代男性
彼女との同棲に向けて物件を探していましたが、彼女は新築や設備重視、僕は家賃と通勤の便利さを優先したくて、なかなか折り合いがつきませんでした。内見のたびに小さな言い合いが増えていき、楽しいはずの引っ越しがいつの間にかストレスに…。結局、話し合いが進まず同棲のタイミングも延期に。価値観の違いを甘く見ていたと反省しています。
つまづきポイント
一緒に暮らす人がいる場合、それぞれの希望や価値観が異なり、話し合いがまとまらず決断が先延ばしになることもあります。「駅近がいい」「静かな環境がいい」「築浅がいい」など、どちらの意見も正しいだけに、衝突してしまいがちです。
まずはお互いに「譲れる条件・譲れない条件」を出し合い、共通項を見つけることが解決のカギになります。
スムーズに物件探しをするコツ
1条件を欲張りすぎない
「駅徒歩5分以内で築浅、家賃は○万円以内、南向きで収納も広くて…」と、理想の条件をいくつも並べていませんか?すべてを満たす物件はほとんど存在せず、完璧を求めすぎると、いつまで経っても「あとちょっと足りない」と感じてしまい、決断できなくなります。
大切なのは、すべてに〇をつけることではなく、「自分にとって本当に譲れないポイント」を見極めること。希望条件の中から上位2〜3つに絞り込むだけでも、物件探しはぐっと楽になります。「何があれば心地よく暮らせるか」を中心に考えると、選ぶ視点が変わってきます。
2妥協できるポイントを言語化する
「駅近がいいけど、多少歩いても静かな環境ならいいかも」「築年数は古くても中がきれいなら大丈夫」こんなふうに、条件の中には“妥協しても問題ない部分”があるはずです。でも、それを曖昧なままにしていると、どれも決め手に欠けて迷いが続きます。そこでおすすめなのが、希望条件を書き出して「絶対譲れない/妥協できる/どちらでもいい」の3つに仕分ける方法。
紙やスマホのメモに整理するだけで、頭の中がスッキリして判断基準が明確になります。完璧を目指すよりも、自分にとって“ちょうどいい暮らし”を意識することが、疲れない物件探しのコツです。
3新着物件をこまめにチェック
スムーズに理想の物件に出会うためには、新着物件をこまめにチェックすることも重要なポイントです。
人気エリアや条件の良い物件は、掲載から数時間〜1日で埋まってしまうことも少なくありません。情報が出たタイミングでいち早く動けるかどうかが、理想の部屋を手に入れる鍵になります。
4客観的な意見をもらう
物件探しは、思っている以上にエネルギーを使う作業。自分だけで悩み続けると視野が狭くなり、判断力も鈍ってしまいます。
そんなときは、信頼できる友人や親、兄弟に手伝ってもらうのも一つの方法です。内見に同行してもらえば、自分では気づけないポイントを指摘してくれたり、「ここ、なんかいいね」と客観的な意見がもらえることもあります。
話しながら整理が進み、気持ちが軽くなることも多いです。大きな決断だからこそ、一人で抱え込まず、頼れる人を巻き込んでみましょう。
5おとり物件を見極める
あまりに条件が良すぎる物件には、おとり物件の可能性があります。おとり物件とは、実際にはすでに契約済みだったり、最初から存在しないにも関わらず、問い合わせを増やすために掲載されている“架空物件”のこと。
こうした物件に振り回されると、貴重な時間と労力をムダにしてしまうだけでなく、探す気力まで奪われかねません。
そんなトラブルを避けるためにも、事前におとり物件かチェックしましょう。
おとり物件か確実に見抜くなら「iettyのアプリ」が便利です。気になる物件のURLを送ると不動産屋だけが見れるデータベース(レインズ)で空き状況をチェックしてくれます。
スーモやHOME’Sにはない未公開物件も探せる便利な賃貸アプリです。
物件探しに疲れてしまったあなたへ
「なんでこんなに決められないんだろう」と自分を責めていませんか?でも、それはしっかり考えている証拠です。家賃、立地、間取り、生活のしやすさ――あなたがこれからの暮らしを真剣に思い描いているからこそ、簡単には決められないのです。
ただ、完璧な物件を求めすぎると、かえって選べなくなってしまうこともあります。ときには少し妥協したり、人に相談したり、プロに頼ったりすることも立派な選択です。
ひとりで抱えこまず、自分のペースで向き合えば、きっと「ここでよかった」と思える物件に出会えます。焦らず、でも諦めず。あなたらしい暮らしを見つけるための一歩を踏み出してみてくださいね。
駅近や築浅がよかった
30代男性