部屋探しをしているとき、「家賃が少しでも安くならないかな」と思ったことはありませんか?
私も同じように感じ、思い切って家賃交渉に挑戦しました。結果として、実際に毎月の家賃を下げてもらうことに成功。この記事では、その体験談と、私が実際にやって効果があった交渉のコツを具体的に紹介します。
家賃交渉って本当にできるの?
「家賃交渉なんて本当にできるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。実は、賃貸物件によっては家賃の値下げが可能なケースがあります。例えば、築年数が古い物件や空室期間が長い物件、繁忙期を過ぎて入居者が集まりにくい時期などは交渉が通りやすい傾向があります。
また、同じエリアの相場と比べて明らかに高い場合も、不動産会社がオーナーに掛け合ってくれることがあります。
もちろん、人気物件や新築物件では難しいこともありますが、「ダメ元で聞いてみる」だけでも結果が変わる可能性は十分にあります。
家賃交渉しやすい部屋の特徴
- 築年数が古い物件
新築や築浅は人気があり強気ですが、築20年以上だと交渉余地が出やすい。 - 空室期間が長い物件
何ヶ月も入居者が決まらない物件は、オーナー側も早く決めたいので値下げしやすい。 - 相場より高めに設定されている物件
同じエリア・間取りの平均家賃を調べて「少し高いですね」と指摘すると有効。 - 築古+立地がやや不便な物件
駅から遠い、日当たりが悪いなど不人気要素があると交渉が通りやすい。 - 法人契約や長期入居を希望している物件
長く住む予定ですと伝えると家賃を下げてもらえる可能性がある。
私が家賃交渉をしたときの状況
私が家賃交渉をしたのは、洋室6帖の1Kタイプ、ベランダ付きのシンプルな間取りの部屋でした。
物件の詳細 | |
---|---|
家賃 | 6.8万円 |
共益費 | 2千円 |
駅徒歩 | JR京浜東北線/上中里駅 歩10分 |
間取り | 1K |
専有面積 | 25m2 |
敷金/礼金 | 6.8万円/6.8万円 |
築年数 | 28年 |
キッチンはコンパクトでバス・トイレは同室タイプ。場所は駅から徒歩10分ほどです。立地としては悪くありませんでしたが、築年数がやや古く、相場と比べると家賃が少し高めの印象でした。
提示された家賃は共益費込みで7万円。このまま契約するか迷いましたが、あえてすぐには交渉せず「他の物件も見て比較したい」と言い、その場では保留にしました。
その後、いくつか他の物件を内見してみましたが、条件と立地を考えると最初に見たこの部屋が一番しっくりきました。そこで改めて不動産会社に以下のメールを送りました。
実際に送ったメール
お世話になっております。
先日は〇〇マンション〇号室をご案内いただきありがとうございました。
実際に拝見し、正直なところ洗濯機がベランダにある点とキッチンの狭さが少し気になりました。ただ、それ以外の条件はとても良く、全体的には大変気に入っております。
もし家賃を月額5,000円お下げいただけるようでしたら、すぐに入居を決めたいと考えております。オーナー様にご相談いただくことは可能でしょうか?
ご検討のほどよろしくお願いします。
正直、洗濯機がベランダ設置なのはイヤでした。雨風や日差しで壊れやすいのと、以前、ゴ●ブリが洗濯機の中で死んでたことがあるからです。また、キッチンはほとんど“おまけ”のような広さで、本格的に自炊をするにはかなり不便に感じました。なので、いっそ包み隠さずそこの不満も伝えつつ交渉しました。
正直に書くメリット
交渉理由が明確になる
「気になる点があるから下げてほしい」と筋が通る
値下げしてくれるなら即決する意志が伝わる
オーナーにとっても判断材料になる
不動産屋に誠実さが伝わる
「本当に住みたいんだな」と思ってもらいやすい
気をつけたい点
書き方がキツいと「クレーマーっぽい」「難しい客」と思われる可能性がある
条件を細かく言いすぎると「じゃあやめたら?」と突っぱねられるリスクもある
おすすめなのは、下げてほしいという理由を軽く触れる程度に正直に書くです。マイナス点をやわらかく伝えることで、値下げ交渉に説得力が出ます。
ネガティブだけを伝えると印象が悪くなります。必ず「でも全体的には気に入っている」とフォローを入れましょう。
交渉の肝は “もし○円下げてくれるなら今すぐ決めます” という即決意思です。オーナー側に「下げた分のメリット(空室解消)」を感じさせることが重要です。
実際に交渉したあとの流れ
交渉メールを送ってから、5分ほどで担当者から電話がかかってきました。
交渉はしていますが、必ず通るとは限りません。もし下がらない場合はどうしますか?
という趣旨でした。
下がらない前提で話してくる
実際に家賃交渉をすると、不動産会社から「もし下がらなかった場合はどうされますか?」と聞かれることがよくあります。
ここで「下がらなくても決めます」と答えてしまうと、担当者は「では交渉する必要がない」と判断し、オーナーへの交渉が形だけになったり、積極的に動いてくれない可能性があります。
そもそも不動産会社にとって仲介手数料は家賃の1か月分(または半月分)が相場であり、家賃が下がれば下がるほど手数料も減ってしまうのです。
だからこそ、交渉を本気で通したいなら「もし下がらない場合は他の物件も検討します」と伝えるなど下がれば即決するが、下がらなければ見送る可能性もあるというスタンスを示すことが大切です。
メールでやりとりを希望する
私は電話で連絡がきたので、「結果がどうであっても、できればメールでご連絡をお願いします」と伝えました。後々の「言った・言わない」のトラブルを防ぐためです。
メールでやり取りを残しておけば、証拠として形に残るので安心です。電話で伝えたことを担当者が忘れたり、言い回しが変わったりする心配も減ります。
つまり、メールは単なる連絡手段ではなく、自分の意志や交渉条件を明確に記録するための『保険』になるのです。
礼金で交渉してきた
そして数日後、営業から以下のメールがきました。
営業から返事きたメール
お世話になっております。エ●ブルの増田(仮名)です。
先日ご相談いただいた〇〇マンション〇号室の家賃交渉について、オーナー様に確認をいたしました。
結果としまして、月額家賃の値下げは難しいとの回答でした。ただし、その代わりに礼金の6.8万円をなしとする条件であればご承諾いただけるとのことです。
初期費用を大きく抑えられる形になりますので、ぜひご検討いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
簡単にいうと、5千円は下げられないけど初期費用の礼金6.8万円は無くしてあげるよー。6.8万円も下がって得でしょー!といった返事でした。
一見すると「初期費用が下がるならラッキー」と思いがちですが、ここで安易に応じるのは注意が必要です。
礼金は契約時の一度きりの費用ですが、家賃は毎月支払い続けるもの。例えば家賃が5,000円下がれば、1年で6万円、2年なら12万円の差になります。
これは礼金1か月分よりもずっと大きい金額です。私はすぐに以下のメールを送りました。
実際に返事したメール
お世話になっております。
オーナー様へご確認いただき、ありがとうございました。
礼金をゼロにするご提案も大変ありがたく存じますが、長く住むことを考えておりますので、初期費用よりも毎月の家賃の方を重視したいと考えております。
そのため礼金については通常通りお支払いしますので、改めて家賃の減額についてご検討いただけないでしょうか。
無理のない範囲で結構ですので、オーナー様にお伝えいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
私は、まず相手の提案に感謝を伝えつつ、「礼金ゼロはありがたいのですが、長く住む予定なので毎月の家賃を重視しています」と理由を添えて改めてお願いしました。ダメ元で送って、それでも拒否されるならしょーがないくらいの感覚です。
家賃減額に成功!
そして数日後、家賃減額の返事がきました。
営業から返事きたメール
お世話になっております。エ●ブルの増田(仮名)です。
先日ご相談いただいた家賃交渉について、オーナー様へ確認いたしました。
結果として、5,000円の減額は難しいとのことでしたが、3,000円の減額であればご承諾いただけるとの回答をいただきました。
つきましては、共益費とあわせて月額67,000円でのご契約が可能となります。
こちらの条件で進めてよろしいでしょうか。ご検討のうえ、ご連絡をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
まず交渉し続けてよかった!と思いました。もちろん理想は5千円の値下げでしたが、3千円でも十分大きいです。
月に3千円安くなるということは、1年で約3万6千円、2年なら7万円以上の節約になります。
交渉しなければこの金額はそのまま払っていたわけですから、粘って相談してみて本当に良かったと感じました。
家賃交渉で学んだ成功のコツ
今回の家賃交渉では、理想だった5千円の減額は叶いませんでしたが、結果的に3千円の値下げに成功しました。年間にすれば約3万6千円、数年住めば大きな節約になります。
もし交渉していなければ、この金額をそのまま払い続けていたと思うと、やはり「ダメ元でも挑戦してみる価値がある」と実感しました。
ただ、家賃交渉は必ずしも通るとは限りません。そんなときは、初期費用の交渉も選択肢のひとつです。例えば「礼金を下げてもらう」「仲介手数料を減額してもらう」など、入居時の負担を軽くする方法があります。
また初期費用を抑えたい方には、仲介手数料が半額になる「「iettyのアプリ」がおすすめです。SUUMOに掲載されている物件でも、イエッティを経由して契約すれば、仲介手数料がすべて半額になります。
実際に店舗で契約すると、通常は家賃1か月分の手数料をとられるケースが多いため、こうしたアプリを活用して安く借りるのもおすすめです。